【知識】bit(ビット)やByte(バイト)の計算方法
PCやスマホを扱っていると、bitやByteというワードをよく目にするかと思います。
今回はそれらが何なのか、どう計算すればいいのか、というのを記載します。
そもそもbit・Byteって何?
bit(ビット)やByte(バイト)とは、パソコンやスマホ、HDD(ハードディスク)やDVD・BD等で扱う、データの単位の事です。
同じ「B」でも記載する場合は、大文字小文字で指す単位が異なるので、注意しましょう。
小文字の(b):bit
大文字の(B):Byte
単位の種類
単位 | 下位単位換算 |
1bit(ビット) | |
1Byte(バイト) | 8bit(ビット) |
1KB(キロバイト) | 1,024Byte(バイト) |
1MB(メガバイト) | 1,024KB(キロバイト) |
1GB(ギガバイト) | 1,024MB(メガバイト) |
1TB(テラバイト) | 1,024GB(ギガバイト) |
1PB(ペタバイト) | 1,024TB(テラバイト) |
1EB(エクサバイト) | 1,024PB(ペタバイト) |
1ZB(ゼタバイト) | 1,024EB(エクサバイト) |
1YB(ヨタバイト) | 1,024ZB(ゼタバイト) |
bit(ビット)とByte(バイト)の関係性
まず、データは全て二進法の「0」と「1」で成り立っており、「0」とか「1」、この1文字分をbit(ビット)と言います。
そして「0」はOFF、「1」はON、コンピュータはこの部分がOFFでこの部分がONになってたらこれを表すんだなと認識します。
アルファベットで「K」と「A」が組み合わさったら「か」だと認識できると思いますが、データも同じでいくつかのOFF/ONの組み合わせで内容を理解します。
そのセットが8個の「0」と「1」の組み合わせ、これをByte(バイト)と言います。
例を挙げると下記のようなイメージになります。
0000 1111 0101 1010
0011 1100 1001 0110
黄色のように8つのbit(ビット)情報が集まって初めてコンピュータは何を表しているのか認識できるようになります。
だから1Byte(バイト)は、1bit(ビット)なんですね。
じゃあByte(バイト)以上は8じゃなくて1,024なの?と思いますよね?
単位は基本的に「1kg=1,000g」、「1km=1,000m」といったように、1,000の倍数で新たな単位に変わります。
「1,000」を英語で「thousand」、「1,000,000」を英語で「million」、「1,000,000,000」を英語で「billion」、3桁を超えると区切りとしてカンマが付き、そのカンマが増えると呼び名が変わります。
単位もそれと同じでカンマが付くと上位の単位に変わるため、「1,000」でキロやメガと新たな呼び名になります。
それを踏まえた上で本題、なぜデータは「1,000」ではなく「1,024」なの?というお話です。
結論から言うと先ほども記載したように、データの世界では二進法なので、2のべき乗で数字は増えていきます。
故に、2のべき乗では、ちょうど「1,000」という数字になり得ないんですね。
なので、「1,000」に一番近い「1,024」で単位が変わるんです。
この辺りの詳細な考え方は下記記事を参照いただければと思います。
【知識】キロバイトは大文字(KB)?小文字(kB)?1,024Byte?1,000Byte?
bit(ビット)とByte(バイト)の変換(計算)方法
「二進法」とか「8」とか「1,024」とかいろんな数字が出てきましたが、何も難しくありません。
上記で説明した「1Byte(バイト)=8bit(ビット)」、これさえ覚えてればOK。
そうすればもう説明など不要かと思いますが、「bit(ビット)」を「Byte(バイト)」に変換するなら「8で割る」、「Byte(バイト)」を「bit(ビット)」に変換するなら「8をかける」、これだけです。
例:Q.64Byteは何bit?
A.64×8=512bit
例:Q.2,048bitは何Byte?
A.2,048÷8=256Byte
これがスラっとできれば単位が複合でも大丈夫ですね!
例:Q.32KB+2Byte+128bitは何Byte?
A.(32×1,024)+2+(128÷8)=32,786Byte
以上、bit(ビット)やByte(バイト)の計算方法についてでした。
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